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チャチャイ大いに語る

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ipodの新しいCMみました?ウィントンマルサリスがトランペット吹くやつです。流石は宣伝に巨額を注ぎ込むアップル社だけあって、きっとトップクラスのクリエイター(これも意味解らん言葉ですが)さんを起用してるんでしょう、とてもインパクトのある作品に仕上がってると思います。そーですジャズはカッコ良くないといけないんです。そしてジャズはやっぱトランペットやなー。COVOやピスタチオのgelが羨ましく思えてきました。ついでにあのウィントンがあんなにカッコ良くなるのにも驚き。この事は先日話題にした村上春樹氏の新刊にも詳しく書かれてますが、なにせこの人、今のジャズ界一堅物の生真面目人間。ブランフォードというお兄ちゃんがいて、こちらはスティングのサイドメンに雇われて、スティングを喰ってしまったほど、器用で世渡り上手な人なのに対して、弟の方は、今の日本でいえば、六本木ヒルズで株動かしていそうな、正直いうとヤな奴系だったんですが…。もちろん彼の音楽は前から大好きでしたので、実はカッコいい奴やったんですね。やるじゃないかウィントン!
 みなさんもチェックしてみて下さい。
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第1回目からあまりにもマイナーな作品を紹介してしまいましたので、今回は人気のある作品を取り上げます。クラブDJさんなんかはきっと知ってるでしょう?トランペッター、ケニードーハムの「アフロキューバン」である。タイトルそのまんま、ずばりアフロキューバンなアルバムであるが、私はもーこれがバイブルと言ってもいいくらい大好きなのである。とにもかくにもカッコいい!エキサイティング!そしてダイナミック!ジャケットも赤くて熱い。
 このセッション、よくよく聴くと、結構というか、かなり細かいアレンジが施されていて、アンサンブル重視の部分が多いのに気付く。私は本来ジャズならぶっつけ本番、出たとこ勝負的なのが好みで、そういった譜面の臭いがする演奏はノリが悪くて敬遠がちなのだけど、これだけは例外中の例外。何せ参加メンバーが凄い。個性の塊ドーハム以下、テクニックも音量も申し分ないJ.Jジョンソンのトロンボーン。最高のメロディーメーカーでありスタイリスト、ハンクモブレーのテナーサックス。根性バリトン、セシルペイン。エキゾチックスター、ホレスシルバーのピアノ。重鎮ベース、オスカーペティフォード。そして我らがヒーロー、アートブレイキー。ほとんど全員各パートのジャイアンツであり、バンドリーダー級の人達だ。さらに!このメンバーに、ヤクザパーカッション、サブーマルチネスのコンガが全編チャカポコチャカポコと暴れまくってくれるんだからたまらない訳なのである。今から考えるとこのメンバーが揃ったのは奇跡だ。ブルーノート万歳!といいたい。譜面重視だとノリが悪くなるなんて、そんな理屈はこの連中には通じないのであろう。アンサンブに酔って、リズムで踊って、ソロでブッ飛ぶなんて演奏はそーあるもんじゃない。私などすべてのソロまで鼻で唄える程聴きこんでしまっていても、まだ飽きないのである。
 このアルバム、録音されて50年の歳月がたってるんだけど、20年くらい前までは、実はそれほど評価されてなかったらしい。そもそもブルーノートというレーベルは今では名門といわれCDも良く売れてるらしいけど、それまでは高評価なものと、そうじゃないものの差が、かなりはげしかったと聞く。当時までは、やはり所詮低予算マイナーレーベルだったのだ。この「アフロキューバン」も後者のそうじゃない方の部類に、まともに入ってたみたい。しかも日本ではラテンリズムのジャズなんぞはコマーシャルなもので聴く価値なんぞないぞよ、という間違ったお教えが蔓延してたのでなおさらだったのである。
 そんな風潮に嬉しい機転が訪れたのが、20年くらい前。ロンドンで「ジャズで踊る」ブームが起こり、その教科書的な存在としてもてはやされたのが、この「アフロキューバン」だったのだ。何でもジャイルズピーターソンというDJと「ストレートノーチェイサー」というジャズ雑誌の編集者ポールブラッドショウが中心で展開してたらしい。このブームは5年くらいの月日をかけて日本にも訪れたのだけど、何せついその前まではお立ち台でボデコン姐ちゃんが扇子持って踊ってた時代である(お立ち台に上がって怒られた事がある)。流行最先端を自負してた若者達はこぞってこのブームに乗っかろうとしたのはいいけど、いかんせんジャズなんて今まで聴いた事ないし、右往左往の期間が2~3年は続いたはずだ。もちろん私もよく解ってなかったんだけど、ちょうどオリジナルラブなんて出てきたり、ピチカートファイブなんかも人気あった頃だ。このころは何でもありで面白かったな。
 しかしこの右往左往は間違いなく(経済の下降と共に)日本の音楽シーンも変えてしまって、今のクラブDJなんかの基礎を作っていったのだと思う。これがなくてはボサノバなんて今頃誰も見向きもしなかっただろうし、ジャズなんて堅苦しい国が援助して保存する文化に終わってたかも知れない。何よりYAHMAN&BELLS,MANも生まれてなかったこも知れない。そう考えたら、この「アフロキューバン」は遅れて音楽史を変えた傑作といえるのではないか?しかもこんなに楽しい教科書なんて。
日本勢はなかなかメダル取れませんね。まあダメな時はダメなんでしょう。それでも夜はついついテレビを観入ってしまいまして、先日の女子モーグルの決勝は 3時に一旦起きて観戦しました。結果はダメだったですが、あのワクワク感はオリンピックならでは。愛子ちゃんかわいいし、充分面白かった。ただあんまりメダルがなかったら、期待の女子スケートの選手らにプレッシャーかかってしまうのが心配です。
 本当は夏の方がいいんだけど、開会式の選手入場がけっこう好きです。いろんな国のファッションをみるのは楽しくて、やっぱりいつもフランスやらスペイン、イタリアあたりはセンスがいいなーなんて思ったり、アフリカの国々なんて民族衣装で出てたりして興味あります。あと意外な人がちょっと出てたりして、今回はソフィアローレンが旗もって出てました。今でも綺麗なうえ、貫禄あったなー。オノヨーコもあいかわらず怪しいというかエセ臭くて良かった。
思い付きでお送りする、おすすめジャズアルバム企画第1弾
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TAKIN'CARE OF BUSINESS/CHARLIE ROUSE(JAZZLAND 919S)
 チャーリーラウズは間違いなく好きなテナーマン10本の指に入る1人だ。しかしこの男、日米問わず非常に損な立場にいると思う。ラウズといえばセロニアスモンクのコンボのテナーマンとして、長年活躍した事で知られるのだけど、いかんせんモンクのグループは前任テナーが悪かった。有名なジョンコルトレーンにジョニーグリフィン、レギュラーではないかも知れんがソニーロリンズもいいレコードを残した。ラウズはそれより後、モンクが音楽家として、一つのピークがすぎてからレギュラーとして加入した事になるのだが、それが悪かった。どーもその音楽的な下降がラウズのせいにされている節が、これまでのジャズ評論にしばしば見受けられるのだ。例えば「モンクは60年代以降、平凡なテナープレイヤー、ラウズと組んだがために、その音楽性を発揮することが難しくなった」とか「ここでもラウズのテナーはモンクの世界を表現するには物足りない」とか。中にははっきり2流と書いたものまである始末だ。この傾向は特にブランド指向というか、これまでの論から新しい見方が出来ずに、同じ評論しかくり返せない日本ではよく目立った意見だ。
 私は正面きって、これらの意見に「アホか?」と述べたい。まずクリントイーストウッドの企画したモンクのドキュメント映画「ストレートノーチェイサー」を観ていただいたら解るが、モンクの低迷は誰のせいでもなくモンクの精神的、または肉体的なもので、誰と仕事して、誰と仕事出来なかったからなんて、簡単な事ではない。そしてこの映画で観られるのはモンクとラウズの絶対的なミュージシャン同士の信頼関係だ。正直もう音楽から逃げる一歩手前のモンクに、根気よく1小節づつコードを確認していくラウズの姿をみて、モンクはこの男と出会ったために10年間音楽家として生き長らえたのではないかと想像する。
 ラウズのテナーは、この当時の他のテナージャイアンツと同じく、一聴して本人と分かる個性がある。全体的にカスれた音色で、特に低音が乾いていて、しかもフルボリュームで鳴らしきっているため異様な迫力がある。しかもこれは手癖かもしれないが、独特のフレーズをもっていて、これは実際に聴いてもらうしかないのだけど、私はこれをラウズ節と名付けている。この素晴らしいテナータイタンの魅力は、絶対に一旦モンクグループから切り離して評価してあげないとダメだと思う。
 前置きが長くなってしまったが、ここで本アルバムの登場だ。これはリバーサイドの別シリーズレーベル、ジャズランドからリリースされた、超がつくほどの典型的なハードバップアルバム。曲目もファンキーなブルーズにバラード、歌物と揃っていて、中でも両面に1曲づつ入ってるアップテンポのナンバーは、この当時のジャズ特有のエネルギーに満ちあふれた快演で、最高にカッコいい。何といってもピアノのウォルタービショップとドラムのアートテイラーというメンバーの力が頼もしいし、トランペットも恐らくラウズと息がぴったりのブルーミッチェルというのが好ましい。このアルバムのリーダーもサイドメンも所謂ジャズジャイアントは1人もいないし、音楽的に何か進歩的な事を演っている訳ではない。しかし、数あるハードバップアルバムの中でも本作は少なくとも、私の中では頭一つ抜けた痛快作である。そしてその中心にラウズのズ太いテナーサウンドがある訳だ。
 ラウズはブルーノートにも1枚だけリーダーアルバムを残していて、タイトルは「ボサノバ バッカナル」。意外にもボサノバ集だ。私は勝手に「ボサノバ バカになる」と呼んでいるんだけど、これがまたラウズ節にピッタリとマッチしていて大好きなアルバムだ。しかしこれ、何で知ってるんだか、ヤーマンの若いメンバー連中が家に遊びに来たら、必ず私のレコード棚からひっぱり出して聴いていく。これをアナログレコードで聴けるのが嬉しいと口を揃えて言っているのだ。若い奴らはいいものを知っているんだ。嬉しい事である。
アカデミー賞のシーズンの様で、NHKでは連日関連番組を放映してます。昨日は「アカデミー協会が選ぶアメリカ映画ヒーロー&悪玉ベスト100」というのをやってました。こんなんきくと、私の様な単純な人間はすぐに保安官VS殺し屋とか、連合軍コマンドVSナチスとか、正義の弁護士VS汚職議院とか、鞍馬天狗VS新撰組といった、いわゆる勧善懲悪物を思い起こすのですが、どーもアカデミー協会の人々はそうではないようで、ヒーローの1位は「アラバマ物語」のグレゴリーペック。悪玉1位は「羊たちの沈黙」のレクター博士だった。2本とも文句のつけようがない名作だが、拳銃バンバン!正義は必ず勝つのだ!といったたぐいの映画ではありません。やはりアカデミー賞的な映画から選考されてるんでしょうか?ヒーローの方はそれぞれの時代に何かしら勇気をもって社会に立ち向かった人(「フィラデルフィア」「ノーマレイ」「シルクウッド」他)や時代の荒波に翻弄されながらも何かを残した人(「ロレンス」「ガンジー」他)という、いかにもアカデミーが好きそうな題材からの選出が目立った。あと善玉悪玉、芸術、娯楽を問わず女性が多かったのも印象に残った。先のサリーフィールド、メリルストリープ他、フェイダナウェイ、キャシーベイツ、グレンクローズ、「オズの魔法使い」の魔女までベスト10入りしていた。でもヒーローとして上位に「羊たちの沈黙」のジョディフォスターを入れられてもねえ。いくら名作でもヒーローじゃないやろ!なのに何で「グロリア」(古い方)が入ってないねんと言いたい。でもまあヒーローの方は、2位にインディジョーンズとかジェームズボンドとかボギーとかシェーンとかブッチとサンダースとか入っていたので、まだ良しとしましょう。問題は悪玉である。
 先もいった様に1位はレクター博士。選考者はきっとテーマの悪玉度より、名作度と役者の演技度に重点を置いたらしい。要するに主演クラスの名優がいかにも性格俳優(意味わからん、字合うてる?)然と演技した、というのがお好みのようで、そのため「悪い」より「恐い」というのが大きい基準だった様だ。だから当然「サイコ」のアンソニーパーキンスとか上位でしたし、「マラソンマン」のローレンスオリビエ、「第三の男」のオーソンウェルズ、「カッコーの巣の上で」の看護婦長なんて象徴している選出だと思う。あと明らかに考えすぎというか、こじつけ的なものもあった。「バンビ」での悪玉は「人間」だったが、誰がそんな事を考えて漫画映画みるねん。第一鹿を撃たなければ暮らせん人もおるでしょう?オレゴンの人とか。「2001年」のコンピューターとかもあったなー。だから悪玉に関しては私が期待した人はほとんど入ってませんでした。私に言わせればレクター博士より死神博士の方がよっぽど悪くて恐いのに。
 という訳で欲求不満なので、私の好きな悪玉ベスト思い付いた順。
 まずサンTV「アフタヌーンシアター」で放映された全アクション映画の悪役さん。名前は知らん人ばっかりですが、私の人生の教科書だった「アフタヌーン」に感謝を込めて第1位。
 次に「アフタヌーン」とはダブるけど、リチャードウィドマーク。マックイーンと並ぶ私の大アイドルだ。この人は善玉も良いのですが、私はだんとつ悪をやった時が好き。ケタケタ笑いながら車イスの老女を階段からつき落とす殺し屋なんてあったな。因みに「鉄腕アトム」の悪者スカンク草井のモデルになった俳優である。
 あとは作品と俳優だけ。「北国の帝王」のアーネストボーグナイン。「拳銃の報酬」のロバートライアン。「ロンゲストヤード」「攻撃」のエディアルバート。「シェーン」のジャックパランス。「レッドサン」のアランドロン。「スティング」「サブウェイパニック」のロバートショウ。「がんばれベアーズ」のヴィックモロー。ありとあらゆる戦争映画でナチスの将校演ったナマズみたいな人。「椿三十朗」の仲代達也、「ダイナマイトどんどん」の金子信雄と岸田森。きりがなさそうなので止めましょう。
 しかしどう考えてもアカデミー賞とは無縁な作品が多いな…。
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