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チャチャイ大いに語る

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ヤーマンのレパートリー紹介。2回目は「バルバドス」
ジャズファンの方ならきっとご存知だろう、チャリーパーカーのブルースナンバーである。この曲が出来た40年代というのは、ディジーガレスピーや、チャノポゾなんかが大いにアフロキューバンを流行らせていたようだが、多分そういった影響を受けて作られたものの一つだろう。タイトルはカリブ海に浮かぶ小さな島国からとったものだと思う。
しかし僕らが参考にしたのはチャリーの演奏でもないし、後につづくジャズレコードからでもない。90年代に発表されたジャズジャマイカというロンドン発のスカバンドのアルバムに入ってたのを元にしているのである。ジャズジャマイカはロンドンで活躍している当時若手の黒人ベーシスト、ギャリークロスビーが同年代のプレイヤー達と、現存するスカの歴史を作った偉大なる人々、すなわちリコロドリゲス、エディ"タンタン"ソーントンといった巨匠たちを集めて結成したドリームプロジェクトバンドだ。
僕はこのバンドの結成最初のライブをクラブクワトロで、目の前でみた。しかもその日のゲストがコートニーパインに、あの幻のローランドアルフォンソ!僕は一度あの時、生きながら昇天を経験した。まあそれくらい興奮したという事だ。そして、このジャズジャマイカは僕のバンドのある種の目標となった。それは安直にスカバンドを作ってコピーするというんじゃなく、この雰囲気をジャズに取り入れたいと思ったのだ。正直日本人のジャズプレイヤーの閉鎖的な、ある種諦めが入ったような客を無視したステージマナーにウンザリしかけてた(まあ一部なんですが)時期だけに、このエンターテイメントぶりは嬉しかった。
「バルバドス」は彼らのファーストアルバムの1曲目に収録されている。キーは多分Gだと思うが、僕らはチャーリーのオリジナルキーであるFにもどして、よりテンポアップした。そしてよりスカ特有の興奮度を増すために、ホーンが1コーラスづつリレーするというアレンジを施してみた。それによってパーカーでもないジャズジャマイカでもない、ヤーマン流バルバドスが完成したと自負しているんだけど、いかがでしょうか?
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第1回目は「スイートハニービー」
ギターの花澤センセ曰わく、笑いがでるほどのドカドカバンドであるヤーマンですが、ここらでひとつちょいと粋でポップなジャズもやってみようと思いつきました。そしてそれは同時にピアニスト、デュークピアソンのレコードをひっぱり出すという事なのでした。ピアソンという人は昔から大好きな音楽家だ。プレイにしろ作曲にしろ、ひたすらきらびやかでポップ。そのうえ力強いブルースフィーリングに溢れていて、ちょっと探してもこんな優れたジャズマンはなかなか見当たらないと思う。黒人で、しかも早く亡くなってしまったので、充分な評価を得られてないのはつくづく残念な事です。
そんなピアソンのレコードから「スイートハニービー」を選ぶのに、ほとんど時間はかかりませんでした。ただピアソン自身のバージョンはフルートがはいっていたりして、ちょっとヤーマン風にするのは難しそう。そこで同じ曲をトランペッターのリーモーガンが「カリスマ」とうアルバムで演ってたのを思い出し、聴いてみると、もうこれは僕の考える理想のバージョンで、早速パクらせていただいたという次第です。因みにそのレコードのピアノはピアソンではなくシダーウォルトン。これまた大好きなピアニストだ。でも不思議なことにここでのシダーは知らずに聴くとピアソンと間違えそうになるほどよく似ているように僕には聴こえるし、じっさいにノリノリです。同じピアニストが作った素晴らしい曲は同業者にはとてもしっくり来るという事か?そしてそれはヤーマンのピアニスト、下城女史にもみごとにあてはまってしまった様で、目下わがヤーマンのレパートリー中、彼女のピアノが一番栄えるのはこの曲ではないかなと僕はおもっています。彼女も最初ピアソンの事しらなかったみたいでしたが、一度リハーサルでこの曲をトリオで弾いたのを聴いて感心した事があります。今度自分のジャズバンドでもやってみたらいいと思う。
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